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この日曜深夜にNHK-BSプレミアムで録画していた、アン・デア・ウィーン劇場でのマンフレート・ホーネック指揮ウィーン交響楽団演奏の「フィデリオ」(2020年6月無観客収録)を見始めていて、序曲でなかなかいい演奏だなぁ、とピットの映像をなにげなく見ていると、どうもバイオリンのコンマスの席に、普段ウィーン・フィルで見慣れているライナー・ホーネックさんとなんだか外見も楽器の構え方もよく似た男性がいて、やたらとその姿が映像でも頻繁に映される。いやー、ライナー・ホーネックさんに似てるなぁ、でもウィーン・フィルの第一コンマスが、いくら兄弟のマンフレート・ホーネックの指揮だからって、ウィーン響のピットで弾いてるわけないよなぁ。でも、ほんとよく似てるんだ。いや、もしかしたら本当にライナー・ホーネックさん?なんかもう、すごい気になってしまって序曲が終わったところでいったん映像を止めてネットでなにか情報はないかと検索してみた。日本語での検索ではひっかからなかったが、英語でそれらしいキーワードで検索していたら、やはりこの男性はライナー・ホーネックさんに間違いがないことがわかって、胸のつっかえがようやくおりたところ。

opera online というサイトの記事でそれらしい一文が確認できる。以下はその部分だけの抜粋。

Manfred Honeck erzeugt bei den Wiener Symphonikern eine energiegeladene und schlanke Lesart von Beethovens Partitur. Nuancen- und farbenreich musizieren die Musiker, bei denen sein Bruder Rainer Honeck als Leihgabe von den Wiener Philharmoniker als Konzertmeister fungiert, unter seinem Dirigat.




いやぁ、いくら指揮者と兄弟でも、ウィーンフィルのコンマスがウィーン響のピットで弾いてる姿なんてのは、かなり珍しいんではないか?たしかにライナー・キュッヒルさんの姿はN響では何度も見たけれども。わかってしまえば、やっぱりね、で終わってしまう話しだが、なんの前情報もなくこの序曲の映像を観ていたら、突然???が三つくらい頭を離れなかった。いや、それだけの話し。


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