パリのシャンゼリゼ通りにある有名なキャバレー「リド」(LIDO)が、長年の営業に終止符を打つことを、AFPが伝えている。これもまたコロナによる営業不振の影響か。
パリのキャバレーと言えば、19世紀末から続く「ムーランルージュ」がフレンチ・カンカンで有名だが、「リド」は第二次大戦後に営業を開始し、戦後パリのナイトライフを華やかに彩ってきた。東京で言うと浅草や吉原のイメージに近いモンマルトル地区にあって大きな風車の建物で有名な「ムーランルージュ」が古風で伝統的なショーであるのに比べ、シャンゼリゼ通りの一等地のビル内にある「リド」のショーは現代的でよりゴージャス感のある、華やかなものだった。
「リド」「ムーランルージュ」とも、どちらも90年代から00年代にかけて二度づつ訪れ、華やかなエンタテイメントを楽しんだ思い出がある。自分は関西在住ながら、宝塚歌劇団の大階段をわざわざ観に行きたいとまでは思わないが、「リド」の大階段のステージでの羽飾りの美しいダンサーたちのレヴューの華やかさは一見の価値が大いにあると感じた。一度目の訪問で味を占めて、何年か後に再度訪れたが、一から十まで全くショーの内容が変わっておらず、二度も同じ内容のショーを観た後では、さすがに三回目はもういいな、と言う感じだった。「リド」のレヴューと言うと、裸体の女性のイメージばかりが取り上げられがちだと思うが、純白のタキシードの男性の甘い歌声によるフランス語の歌唱もエスプリ感があり、パリらしい華やかさがあった。突然007のテーマ曲風になったかと思うと、客席の上方からヘリコプターを模した出し物が現れるなんていう派手な演出も、二回とも同じだった。
ベルリンを何度か訪れた時にも、ベルリンのカバレットには行きたかったが、ベルリンにいる時には毎夜オペラかコンサートの予定が入っていたので、いまのところ行けていない。逆に、パリではオペラは一回行ったのみで、その時はシャルル・ガルニエ・オペラでモーツァルトの「皇帝ティトの慈悲」だった。
パリのキャバレーと言えば、19世紀末から続く「ムーランルージュ」がフレンチ・カンカンで有名だが、「リド」は第二次大戦後に営業を開始し、戦後パリのナイトライフを華やかに彩ってきた。東京で言うと浅草や吉原のイメージに近いモンマルトル地区にあって大きな風車の建物で有名な「ムーランルージュ」が古風で伝統的なショーであるのに比べ、シャンゼリゼ通りの一等地のビル内にある「リド」のショーは現代的でよりゴージャス感のある、華やかなものだった。
「リド」「ムーランルージュ」とも、どちらも90年代から00年代にかけて二度づつ訪れ、華やかなエンタテイメントを楽しんだ思い出がある。自分は関西在住ながら、宝塚歌劇団の大階段をわざわざ観に行きたいとまでは思わないが、「リド」の大階段のステージでの羽飾りの美しいダンサーたちのレヴューの華やかさは一見の価値が大いにあると感じた。一度目の訪問で味を占めて、何年か後に再度訪れたが、一から十まで全くショーの内容が変わっておらず、二度も同じ内容のショーを観た後では、さすがに三回目はもういいな、と言う感じだった。「リド」のレヴューと言うと、裸体の女性のイメージばかりが取り上げられがちだと思うが、純白のタキシードの男性の甘い歌声によるフランス語の歌唱もエスプリ感があり、パリらしい華やかさがあった。突然007のテーマ曲風になったかと思うと、客席の上方からヘリコプターを模した出し物が現れるなんていう派手な演出も、二回とも同じだった。
ベルリンを何度か訪れた時にも、ベルリンのカバレットには行きたかったが、ベルリンにいる時には毎夜オペラかコンサートの予定が入っていたので、いまのところ行けていない。逆に、パリではオペラは一回行ったのみで、その時はシャルル・ガルニエ・オペラでモーツァルトの「皇帝ティトの慈悲」だった。